豊かな低音域をカバーするELACのUSB/DAC内蔵密閉式アクティブスピーカー『AM50』
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同社のスピーカーの最も大きな特徴はハイルドライバーと呼ばれる原理で動く「JETツイーター」である。
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小型のアクティブスピーカーと言えばバスレフ型が定番だが、本機は密閉型を採用している。
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バスレフのような不自然な量感はないが、かといって寂しいほどでもなく、音楽をピラミッドバランスで支え、ほどよい量で聞こえてくる。
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コントラバスの低音も密閉型とは思えないほどの量感で、もうバスレフ型はいらないと思わせてくれた。
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セッテイングや機材を気にせず音楽を楽しめるアクティブスピーカー
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密閉型なので置き方を選ばず、サイズ的にもデスクトップに最適。
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内蔵DACはハイレゾに対応できず性能的もスピーカーに対してやや役不足なので、できれば外部USB/DACを使ってライン入力で接続したい。
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AM50を開発したELACは、ドイツ北部の街・キールに拠点を置く、80年以上の歴史を持つ企業。1926年の創業後、しばらくの間はソナーなどの開発を手がけていたという(キールは軍港の街としても知られている)が、第二次大戦後にオーディオメーカーとして本格的なスタートを切った。
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小型スピーカーでは低音の量感を増やすためにバスレフという仕組みを採用するのが一般的だが、背面などに開口部があり、ここをふさがないよう周囲に十分なスペースを確保しなければならない。これは置き場所の制約にもつながる。
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密閉型のAM50にはこうした開口部はなく、棚の中に入れたり、壁ギリギリまで寄せた設置をしても音質面での悪影響が出にくい。
- 出版社/メーカー: ELAC
- メディア: エレクトロニクス
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