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ネットワークオーディオラボ ぶろぐ

ネットワークオーディオ・PCオーディオ・ハイレゾ音源関連の最新ニュースをお届け♪

お年玉で買うべきミニコンポ2020

はじめに

皆様こんにちは、毎年恒例「お年玉で買うべきミニコンポ」です。今年も12月某日、都内某所でミニコンポ試聴会を開催しました。今年も去年と同じく15人体制ですが、平均年齢がさらに2歳ほど若返りました。

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過去記事

過去記事も参考にしてください。

networkaudiolab.hatenablog.com

networkaudiolab.hatenablog.com

networkaudiolab.hatenablog.com

今年の新製品

年々、勢いを失っていくこのミニコンポ・セットコンポカテゴリー、もはや新製品を発売してくれるだけで感謝の気分です。今年はこの記事でお馴染みの機種の後継機が発売されており、久しぶりの大型新人登場にテンションが上がります。

M-CR612(Marantz)

過去記事で7万円以下のベンチマーク構成の中核として活躍してきてくれたM-CR611、昨年の記事で「そろそろ後継機が出そうな値下がりっぷり」と書きましたが、満を持して後継機として発売されたのがこのCR612です。CR611とは違い、発売当初からカラーラインナップとしてブラックモデルを揃えてくれているのは嬉しいですね。音はほとんど変わらないので、機能のアップデートがメインと考えてください。

王道のバイアンプ接続のほか、パラレルBTL接続に対応しており、好意的なレビューも散見されますが、我々の試聴ではバイアンプ接続のほうが圧倒的に人気でした。BTL接続だと、少し音の立体感が薄れてベッタリする印象がありました。

kakakumag.com

www.phileweb.com

SC-PMX90(Panasonic

こちらも過去記事で圧倒的な実力とコストパフォーマンスを見せつけていたSC-PMX80の後継機、PMX90です。「そろそろ次世代機が来そうな価格水準ですので、底値狙いの人は買い時かもしれません」と書いていたとおり、綺麗な代替わりを見せましたね(と言っても型番が変わっただけです)。となると、2020年は上位機のPMX-150(すっかり後継機予想ブログに・・・)ということになりそうですが、もともと完成度が高いだけに、こちらも型番変更だけになりそう?

F300(FYNE AUDIO)

2017年スコットランド創業の新興ブランドFyne AudioのF300です。新興ブランドなので聞いたことがない人もいると思いますが、タンノイが好きな人であれば試聴するべきメーカーです。F300はやや個性に欠けるものの、音のキレは充分、自然で元気な低音はタンノイの遺伝子を感じさせます。高音はもう少し伸びてほしいですが、非常にいいスピーカーです。今年一番の収穫ですね。

www.phileweb.com

ベストバイ

RCD-M41 + SC-M41(DENON

定番のM41セットです。このまま3万円を割っていくのかと思ったら、今年は3万円台中盤まで値上がりしてしまいました。ややコストパフォーマンスは悪化し、カタログスペックは古くなりつつありますが、依然として総合的な完成度が高い銘機ですので、まずベンチマークとして試聴するべき一機です。

SC-PMX90/150(Panasonic

PMX90は80から、そして150も1年前に比べるとやや値上がりしていますので、M41と同じくコストパフォーマンスはやや悪化しましたが、音は本物です。弱点はアンプの性能に対してスピーカーがやや力不足、デザインに高級感はないといったところでしょうか。現代的な解像度重視の音が好きな人であればはまるでしょう。

K-515(KENWOOD

ようやくK-505の在庫がなくなったので、ハイパーコストパフォーマンスではなくなりましたが、K-515は順調に(?)価格下落しており、引き続き競争的な水準になっています。低音はDENONのほうがよいですが、高音ならK-515がいいですね。PMX90はバランス重視といった立ち位置です。ぜひ比較試聴してみてください。デザインも高級感があってよいです。

M-CR612(Marantz)+α

CR611から1万円ほど実勢価格が値上がりしてしまったので、組むスピーカーが厳しくなってしまいました。

DALIのSpektor1はぎりぎり予算内(~7万円)なので、まずはこちらが第一感になるでしょう。

次に、去年紹介していたONKYOのD-012EXT、さらにD-112NFX。どちらも実勢価格が半値近くまで下落しており、今年最高レベルのコストパフォーマンス製品です。今年何か買いたいなら、間違いなくこのスピーカーです。カタログスペックと価格でD-012EXTを選ぶ人も多いと思いますが、ぜひD-112NFXは試聴してみてください。原音再生能力と音の綺麗さを考慮すると、実勢価格差ではD-112NFXを買うべきだと思います。今回の試聴会ではD-112NFXとの組み合わせが最高評価でした。

予算が許すなら、去年紹介したLX2やSpektor2、先ほど紹介したF300の組み合わせが推奨ですが、すべて予算8万円想定になります。

そこまでの予算はない、そもそもCDを聞かないのであれば、PCオーディオを組んだほうがいいかもしれません。

networkaudiolab.hatenablog.com

さいごに

今年も無事に書き終わって一安心です(公開した後も修正・追記すると思いますけど、とりあえず)。今年は一覧性や比較を最小限にとどめ(過去記事を読めばいいし)、新製品紹介とベストバイだけをさっくりとまとめるスタイルに移行してみました。

毎年のことですが、ご協力いただいた方々、この場を借りてお礼申し上げます。また、お読みいただいた方々にも心から感謝です。

それでは皆様、よいお年を!

PCオーディオベストバイ2019

はじめに

去年に引き続き、家電批評の8月号でオーディオ特集が来ましたね。去年の『ピュアオーディオ超入門』は小特集でしたが、今年は全面的な特集が組まれていて、関心の高さが感じられます。今回も家電批評の推奨構成をたたき台にして、2019年版の最新構成を提案してみましょう。

家電批評ですが、VECLOSとEGRETTAのレビューは珍しいので、一見の価値ありです。

networkaudiolab.hatenablog.com

パソコンにちょい足し(~2万円)

別にたくさんお金を使いたいわけではないけれど、いつもPCで聞いている音楽を少しだけいい音で聞きたい、という人向けの構成。下の記事は予算10万円向けなので、紹介されているアイテムは参考になりませんが、基本構成の説明は参考になります。予算にかかわらず、必要なアイテムはDAC・アンプ・スピーカーの3つです。

networkaudiolab.hatenablog.com

家電批評の推奨構成

高いコストパフォーマンスで知られるFX-AUDIO-とFOSTEXを組み合わせる鉄板構成。ぐうの音も出ないっす笑。ただ、FX-AUDIO-はちょっと癖があるので、初心者向けというよりは中級者向けの構成かな、という印象があります。

DAC+アクティブスピーカー

DAC+プリメインアンプ(ただし、電源別売)+パッシブスピーカー

本ブログの推奨構成

推奨構成といきたいところですが、ほとんど不満がないので、その代わり、さらに安い5000円で全部入り(DAC内蔵パワードスピーカー)の推奨構成としてJBLPebblesを推しておきましょう。発売当初に絶賛してからずっとベストセラー、対抗馬すら出てこないってすごいです。本当にお試しでちょい足すならこれです。これを書いていて思いましたが、2~3万円くらいで音質の良いDAC内蔵パワード(アクティブ)スピーカーってありそうでないですよね。Boseが売れる理由が少しわかりました。

家電批評ではデスクトップオーディオということでスピーカーサイズは控え目な組み合わせが提案されています。でも中には広い机で作業しているので、大きめのスピーカーでも大丈夫だよ、という人がいるかもしれません。一般にスピーカーは大きいほうが音もよくなるので、サイズメリットは最大限に活かしましょう。ということで、FOSTEXのP802の代わりにYAMAHAのNS-BP182を使うのも一案です。

アンダー10万円構成

音の違いをしっかりと実感したければやはりこのラインになるでしょうか。去年と同じくmarantzのPM-5005を中心に据えた構成。去年はCD再生を念頭に置いて、TOPAZ CD10と組み合わせていましたが、現代的な構成はやはりデジタルファイル再生を軸にしますので、やや時代錯誤でした。その点、今年は評判の高いDACであるiFi AudioのxDSDを組み合わせた現代的なディスクリート構成になっており、音の入り口に関しては不満がありません。

家電批評の推奨構成

また、グレードアップするなら、ということでPM6006が紹介されていますが、これは意味不明でした。PM5005+外付けDACディスクリート構成にする一般的な理由は、自分の好きなDACを組み合わせることで、音作りを楽しむためです。そのためにレベルの高いxDSDとの組み合わせを提案していると思ったのですが、PM6006の但し書きには「下位モデルよりも明らかに高音質でした」とあります。
PM5005(DACなし)とPM6006(DAC内蔵)を比較するのはフェアではありませんし、PM5005+xDSDのディスクリート構成とPM6006を比較してPM6006のほうが高音質であるなら、そもそもディスクリートを提案する必要がありません。

本ブログの推奨構成

基本的に紹介されているアイテムは本ブログで過去に紹介したことのある銘器ばかりなのでほとんど不満がありません。一番の不満はスピーカーです。たしかにJBLのA130はオーディオ的にいい音で、コストパフォーマンスはいいでしょうし、一般レビューが高いのも納得です。しかし、ピュアオーディオ屋にとって、原音再生能力が高くないこのスピーカーは評価しにくいです(BOSEが嫌われる理由と同じです)。他のアイテムがピュア志向なのに、スピーカーだけ浮いています。

アクティブスピーカー

やや10万円オーバーですが、色んな割引を駆使すればぎりぎり10万円切れる(場合がある)という言い訳付きで、第一案はKEFのLSXです。KRIPTONのKS-3HQMとruarkaudioのMR1 Mk2も有力候補です。ruarkaudioはもう少し値下がりしてほしいですね。

ディスクリート

家電批評で推奨されているxDSDはいいDACですが、予算10万円の半分を占めるのは痛すぎますし、そのせいでスピーカーに予算がさけないのでは本末転倒です。ということで、いつものように赤トンボさんを使いましょう。安くなった上に解像度が増すおまけ付きです。

アンプですが、去年と同じくPM5005の代わりにCambridge AudioのAM10を使ってもいいのですが、芸がない&欠品している&がっつりスピーカーに投資したい、ということで、直近で大きく値下がりしてくれたONKYOのA-9110をチョイスしてみました。全体的にソリッドな音ですが、そこはスピーカーにカバーしてもらいます。

基幹に据えるスピーカーはDALIのOBERON1です。もちろん過去記事のようにSPEKTOR2を使ってもいいですが、予算に余裕があるので、今回はOBERON1を選びました。

KEFのQ350も勿論ありです。コスパでは若干OBERON1に分があると思いますが、個人的に好きな音はKEFです。ここまでくると、完全に好みの問題です。

まとめ

ということで、2019年版を組んでみました。オーディオ業界は毎年新製品が出るような業界ではないので、それほど大きく様変わりするわけではありませんが、実勢価格の変化やディスコンによって、予算制約のもとで組めるシステムが変わってくるのが面白いところですかね。

  • PM5005+xDSD+A130(家電批評の構成)
  • LSX(一撃必殺予算オーバー)
  • A-9110+赤トンボ(DragonFly Red)+SPEKTOR2/OBERON1/Q350

プライムデー:音響機器@2019/7/15

プライムデーでお買い得な商品があればまとめてくれと友達に頼まれたので、こちらにメモします。

 

B&O Play Beoplay P2のアンバーが安いですね。あまり安売りしない商品ですし、デザインも音質もいいです。
一時期流行った肩のせスピーカーの中ではJBLがもっとも音質に優れます。この値段なら、すぐに売り切れると思います。
Bluetoothなので過度な期待は禁物ですが、SHUREらしい音質&リケーブル可能なので、ワイヤレスイヤホンが欲しかったのであれば、買ってもいいと思います。フルワイヤレスは微妙なラインナップですね。
すごく安いってわけじゃないですが、狙ってた人にはいいセールですね。音質はいいですが、インピーダンスが50Ωなので、アンプは必須だと思ってください。
隠れた目玉商品だと思います(というか持ってなかったのでポチりました笑)。AKGのヘッドホン持ってる人はとりあえずポチって後悔ないと思います。合わせ買いキャンペーン見送って正解ですね。

 

 

 

 

 

クリスマスプレゼントにも最適な「超絶コスパイヤホン」

今年買ってよかったものとして紹介しようとしていたら、av.watchさんがレビューを出してしまったので急遽投稿、泣

finalのE2000は4000円を切る価格ながら、アルミ削り出しのボディ+5種類のイヤーピースが付属、低音の量感はサイズなりだが、中高音の解像度が価格対比で異常に高く、5000円以下ではコスパ最強と称されるイヤホンでした。

この兄弟機として発売されたのがfinalのE1000、発売前からその音質には注目が集まっていました。3000円以下ということで、さすがに筐体(きょうたい)はアルミ削り出しというわけにはいかず、ABS樹脂を採用;見た目のチープさこそ妥協点ですが、音を決定づけるドライバとケーブルは高級機顔負け。量感こそ控えめながら引き締まった低音はE2000と同等、中高音の解像度の高さはE2000に一歩譲るものの、非常に高いレベルです。 モニターライクなので、派手な味付けのイヤホンを聞き慣れていると、淡白であっさりとした印象を受けるかもしれませんが、毛並みのいい本機から奏でられる音は本物です。このような質の高いイヤホンで若いうちから耳を育てられるのは、非常に幸運と言わざるを得ません。

av.watch.impress.co.jp

エントリーレベルで同価格帯のイヤホンの中で人気のTOTEM Pacoとも比較してみましょう。アルミ合金製の質感は値段を感じさせません。最大の特徴は全音域に渡ってすっきりとしたクリアな音質で、サイズでは考えられないほど低音の量感もあります。

E1000と比較すると、低音はTOTEM Pacoが一歩リードしていますが、音質という点では、クリアだと感じていたTOTEM Pacoですら音の輪郭を曖昧に感じるほど、E1000の解像度が高いことを実感できると思います。高音の制御能はどちらも課題ありですが、この価格帯なら気にならないでしょう。

追記

2019年6月3日発売のヘッドフォンブックに限定カラーのE1000が付いてきます。「HEADPHONE BOOK 2011」の特別付録「Piano Forte」はプレミアが付きましたので、こちらも欲しい人は早めに確保しておきましょう。
 
 
 
 

お年玉で買うべきミニコンポ2019

はじめに

皆様こんにちは、毎年恒例「お年玉で買うべきミニコンポ」です。今年も12月某日、都内某所でこの企画のためにミニコンポ試聴会を開催しました。去年は人が多すぎたので、今年は少し人数を絞って15人体制で審査を行いました。また、今年は初めて20代の方(エンジニアとオーディオショップ勤務の方)にも審査に加わってもらったので、評価に現代的な感性も反映されているのでは?と期待しています。

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Photo by Chris Gilbert on Unsplash

目次

NOTE

  • 試聴環境は例年通りですので、過去記事を参照してください。
  • 記事作成時の実勢価格が2万円~4万円、4万円~7万円の2部門制です。2万円未満はミニミニコンポ、7万円~はハイコンポとして、ミニコンポと区別しています。
  • 点数がよく分からないとのことなので、今年から5点満点に。
  • 点数順にして並べてほしいという要望が多かったので、今年から点数順に。
  • 今年は4万円~に新製品がなかったので、原点回帰でCD再生機能のある製品のみをテストしました。
  • スペックの読み方を教えてほしいという要望があったので、ざっくりとした解説を付けておきました。

ベンチマーク

marantzのM-CR611はそろそろ後継機が出そうな値下がりっぷりです。スピーカーは去年発売して、今年も猛威を奮ったDALIのSPEKTOR2。上限の7万円が出せるなら、この構成が現時点では鉄板だと思います。こちらの構成を5点満点中4.5点として、審査を行いました。4.5/5

 

アンプ・プレーヤー

  • 定格出力:50W+50W(6Ω)(大きいほど出力も大きい)
  • 実用最大出力:60W+60W(6Ω)
  • 全高調波歪率(THD)(1 kHz、5 W、6Ω):0.1%(音の歪み、小さい方がいい)
  • 周波数特性 :5 Hz ~ 40 kHz(±3 dB)(どれくらいの帯域でフラットに鳴らせるか。一般に広いほうがいい。ちなみに人間の可聴域は20Hz~20kHz。)
  • S/N比:90 dB(信号雑音比、大きいほうがいい)

スピーカー

  • 出力音圧レベル:(音の大きさの目安)
  • 周波数特性:54Hz~26kHz(+/-3dB)(アンプほど出力との関係が単純ではないが、基本的には上と同じ)
  • クロスオーバー周波数:2.6kHz(低域と高域の境目)
  • インピーダンス:6Ω(高いほど鳴りにくいが、それだけ音が制御しやすいので、高いほうがよいとされる。ただし、アンプの出力が低いと、ユニットが十分に動かず、音がスカスカになる。)
  • 推奨アンプ出力:25~100W(アンプの出力がこれ以上なら大丈夫)
  • ウーハー:130mm
  • ツイーター:25mmソフトドーム
  • バスレフ型

試聴機リスト

今年から試聴対象に加わった製品にはNEWマークをつけています。在庫切れや在庫減少による価格高騰が見られた製品は打消しています。値下がりによって、区分が変わった製品は打消⇒CHANGEとなっています。参照している価格は記事執筆時の価格.com最安値です。

4万円~7万円・()内は実勢価格最安値・[]内は点数

2万円~4万円

試聴4万円~7万円

SC-PMX150

あまりにもコスパが高いので、ピュアオーディオ屋までサブ機に買い求めるPMX150。去年から5000円程度値下がって実勢価格は5.5万円になり、価格競争力も上がってきました。単純なコストパフォーマンスではもちろん下位機種であるPMX80のほうが有利ではあるものの、非常に競争的な価格水準といえるでしょう。

音の特徴はやや深みに欠け、音場感こそ苦手ですが、軽やかな中~高音域と十分な解像度は安定感抜群。高音域のヌケ感はベンチマークを上回っており、安っぽいデザインを除けば、機能性・音質ともに満足です。4/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:60W+60W(6Ω)
  • 全高調波歪率(THD):
  • 周波数特性 :
  • S/N比
スピーカー
  • 出力音圧レベル:82dB/W(1m)
  • 周波数特性:41Hz~100kHz(-16dB)、45Hz~90kHz(-10dB)
  • クロスオーバー周波数:
  • インピーダンス:3Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:140mmコーン型
  • ツィーター:19mmドーム型
  • スーパーツィター:12mmピエゾ型
  • バスレフ型

M-CR611+LX-2

今年は、新製品がないので、ベンチマークのM-CR611に組み合わせた提案を追加しようということで、WHAT HI*FIのUNDER £150にランクインしたMission LX-2を合わせてみました。国内実勢価格はSPEKTOR2と同等なので、やや不利な戦いになりそうです。

僕自身、このスピーカーは初試聴だったのですが、音の押し出し感が強く、中音域の稠密性が素晴らしいスピーカーでした。高音域は自然な出で、ノビノビ・キレキレの高解像度サウンドといった感じではなかったものの、音に躍動感があり、聞いていて楽しくなる音でした。低音域もパワフルでしっかりと鳴っており、万人受けしそうです。4/5

アンプ・プレーヤー
  • 再生周波数特性(CD):10-20kHz
  • 定格出力:50W+50W(6Ω)
  • 実用最大出力:60W+60W(6Ω)
  • 全高調波歪率(THD)(1 kHz、5 W、6Ω):0.1%
  • 周波数特性 :5 Hz ~ 40 kHz(±3 dB)
  • S/N比:90 dB
スピーカー
  • 出力音圧レベル:86.5dB/W(1m)
  • 周波数特性:60Hz - 30kHz (+/-3dB)
  • クロスオーバー周波数:2.8kHz
  • インピーダンス:6Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:130mmアドバンスドファイバー
  • ツィーター:25mmマイクロファイバードーム
  • バスレフ型

XC-HM86+LX-2

値下げによって、ググッと価格競争力が上がってきたXC-HM86。最初はメーカー推奨の組み合わせであるS-HM86-LRとの組み合わせを試しましたが、ややチグハグ感を感じました。音自体は非常に力強いのですが、全体的に粗さを感じる・何かが物足りないという意見が出ました。これは恐らくスピーカー側の問題だろうということで、Mission LX-2を組み合わせたところ、これが大正解。アンプとスピーカーの相性がよく、躍動感のある音に磨きがかかりました。解像度はそれほどでもないですが、中音域と音場感ではM-CR611との組み合わせをしのぐ高評価となりました。3.5/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:65W+65W(4Ω)
  • 全高調波歪率(THD):1 kHz、10 %、T.H.D.、 4 Ω
  • 周波数特性 :
  • S/N比
スピーカー(S-HM86-LRのスペックです)
  • 出力音圧レベル:82dB/W(1m)
  • 周波数特性:45Hz~40kHz(-20dB)
  • クロスオーバー周波数:4kHz
  • インピーダンス:4Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:130mmグラスファイバー
  • ツィーター:25mmソフトドーム型
  • バスレフ型

CR-N775+D-012EXT

 公式の組み合わせはD-112NFXもしくはD-012EXTですが、前者は予算オーバー。後者は2012/14年に発売した銘機D-112EXTと似たようなスペックで、重量は3/4くらいと、やや取り扱いやすくなりました。当初はD-112EXTを使う予定でしたが、去年からかなり値上がりしていましたので、今年からはD-012EXTを採用しています。

音の特徴はパナソニックによく似ています。音は軽目で解像度重視、耳馴染みはいいですが、どっしり構えてリスニングすると、やや音場感に欠けます。低音域の迫力が今ひとつという意見もありましたが、しっかりと量感は稼げていました。3/5

 

アンプ・プレーヤー
  • 再生周波数特性(CD):10-20kHz
  • 実用最大出力:40W+40W(4Ω)
  • 全高調波歪率(THD):
  • 周波数特性 :10 Hz ~ 40 kHz(+0dB/-3dB)
  • S/N比
スピーカー
  • 出力音圧レベル:85dB/W(1m)
  • 周波数特性:60Hz - 100kHz 
  • クロスオーバー周波数:3kHz
  • インピーダンス:6Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:100mmN-OMF
  • ツィーター:30mmリング
  • バスレフ型

CR-N765+D-012EXT

ONKYOは、全ラインナップで一貫して分かりやすい「いい音」を志向しているので、音の印象は軽くて、解像度重視。全音域に渡って聞きやすいですが、どうしてもすごみに欠けます(聞き疲れないという意味ではいいのですが)。僕自身は、毎年聞いているせいか、ある程度ONKYOの音に耳が慣れてしまったのですが、ピュア系の方からはN775との組み合わせに比べて「少し音痩せが気になる」などのコメントがありました。点数的には、厳しい評価となりました。3/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:30W+30W(4Ω)
  • 全高調波歪率(THD):0.4%(1kHz、1W)
  • 周波数特性 :10Hz~100kHz/+3dB、-3dB
  • S/N比:100dB
スピーカー
  • 出力音圧レベル:85dB/W(1m)
  • 周波数特性:60Hz - 100kHz 
  • クロスオーバー周波数:3kHz
  • インピーダンス:6Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:100mmN-OMF
  • ツィーター:30mmリング
  • バスレフ型

試聴2万円~4万円

続いて2万円~4万円です。覇権を握り続けているPMX80に、去年まで4万円~クラスで戦っていたDENONのM41やKENWOODのK515がどう戦うのか、ニューカマーがどのくらいの戦闘力を持っているのか、といったところが注目点です。

RCD-M41 + SC-M41

とうとう価格帯が3万円台に突入したことにより、いよいよスキがなくなったM41。ネットワーク再生やUSB再生こそありませんが、改めて完成度が高いなと実感させられます。オーディオを比較する際、スペックに注目する方は多いと思いますが、出てくる音を決める際に重要なのは「スペックをどれくらい実際に活かせているか」です。この点は、実際に試聴してみないとプロでも分からない、というのが正直なところで、本blogでアフィリエイトリンクを貼っているくせに、一貫して「購入する際は、できる限り実際に試聴してから」をお勧めしているのは、ここに理由があります(音の好みという側面もありますが)。

さて、このM41はカタログスペック自体は平凡そのもので、ややもすれば見劣りしがちです。しかし、出てくる音は全音域に渡って引き締まっており、必要十分な解像度と適切な音像定位は健在です。手軽にいい音が欲しい、というミニコンポに求められている要素を完全に満たしており、オーディオ古参の「もうこれでいいじゃん」というつぶやきが印象的でした。3.5/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:30W+30W(6Ω)
  • 全高調波歪率(THD):6 Ω、1 kHz、T.H.D. 10 %
  • 周波数特性 :2Hz~20kHz
  • S/N比
スピーカー
  • 出力音圧レベル:83dB/W(1m)
  • 周波数特性:45Hz~40kHz
  • クロスオーバー周波数:3kHz
  • インピーダンス:6Ω
  • 推奨アンプ出力:60W(JEITA)、120W(PEAK)
  • ウーハー:120mmコーン型
  • ツィーター:25mmドーム型
  • バスレフ型

SC-PMX80

元々圧倒的だったコストパフォーマンスが、値下がりによってさらに強烈に。そろそろ次世代機が来そうな価格水準ですので、底値狙いの人は買い時かもしれません笑

音に迫力こそないですが、解像度重視の構成は現代的で、価格対比で全音域に不満がありません。M41との比較では、高音のヌケ感はPMX80、音場感ではM41が上という感じです。どちらを買っても後悔はないと思います。3.5/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:60W+60W
  • 全高調波歪率(THD):
  • 周波数特性 :2Hz~20kHz
  • S/N比
スピーカー
  • 出力音圧レベル:81dB/W(1m)
  • 周波数特性: 41Hz~50kHz(-16dB)、48Hz~43kHz(-10dB)
  • クロスオーバー周波数:3kHz
  • インピーダンス:3Ω
  • 推奨アンプ出力:60W(JEITA)、120W(PEAK)
  • ウーハー:140mmコーン型
  • ツィーター:19mmドーム型
  • スーパーツィーター:15mmピエゾ型
  • バスレフ型

 K-515/K-505

まさかのVGP2018金賞受賞で驚きのK-515、新製品有利の印象があったので少し驚きましたが、よく考えたら新製品が出てないのでノーサプライズでした。

K-515は悪くない音だと思いますが、去年から1万円ほど値下がりしていることから分かるように、売れ行きは芳しくないのでしょう。最大の原因は、このブログで毎年触れている前機種、K-505の存在かもしれません。K-505は2015年に発売、ハイレゾブームの直前に売り出したため、FLACに対応していない点が致命的に見えます。しかし、コンポを買う人の大半が聞くのはハイレゾファイルではなく、CDやラジオですので、値段が下がりきっていて、ハイレゾが再生できないせいでコスパがあまりにも優秀になってしまったK-505のほうが魅力的に見えてしまうのです。

PMX-80との価格差が1万円から5千円に縮まったので、どちらを買おうか悩む人もいるでしょう。K-515/505はどちらも明瞭で立ち上がりのいい音が特徴的ですが、一方で低音の引き締まりが課題で、ややだぼついた印象を受けます。高音も美しいですが、もう一伸び欲しいと感じてしまうほど、このクラスの音質競争は厳しくなってしまいました。K-505の在庫はいつ無くなるんでしょうか・・・。3/5

アンプ・プレーヤー
  • 再生周波数特性(CD):20Hz ~ 20kHz
  • 実用最大出力:25W+25W(4Ω)
  • 全高調波歪率(THD):
  • 周波数特性 : 
  • S/N比
スピーカー(K-515/K-505)
  • 出力音圧レベル:
  • 周波数特性:50 Hz ~ 20 kHz
  • クロスオーバー周波数:
  • インピーダンス:4Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:110mmコーン
  • ツィーター:25mmドーム
  • バスレフ型

D-T1

出力は弱いものの、思ったほど悪くないアンプと意外にしっかりしたスピーカーの組み合わせ。philewebのレビューはさすがに褒め過ぎで、音場感や空間再現力はほとんど感じられませんでしたが、平均以上の解像度と適切なチューニングは悪くありません。量感不足はサイズ的に仕方ないかな。思ったより悪くない製品でしたが、コスパではM41が2段階くらい上です。3/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:15W+15W(6Ω)
  • 全高調波歪率(THD):6Ω、1 kHz、T.H.D 10%
  • 周波数特性 : 20 Hz ~ 20 kHz
  • S/N比
スピーカー
  • 出力音圧レベル:
  • 周波数特性:50 Hz ~ 20 kHz
  • クロスオーバー周波数:
  • インピーダンス:6Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:120mm
  • ツィーター:25mm
  • バスレフ型

X-NFR7FX

20周年の集大成ということでしたが、前機種のX-NFR7TXと何も変わらないFRシリーズです(厳密には「Direct」モードが新しく搭載されています。アップサンプリングのようなものかな、と思うのですが、それほど音質面に変化は見られませんでした)。機能性や取り回しの良さには定評があり、安定した売れ行きを示しているシリーズですが、音自体は平凡そのもの。目立った減点はありませんが、全体的に小さくまとまっているな、という印象で目立った特徴もありません。無難に聞けるといえば聞こえはいいですが、コンポを買うのなら、もう少し音質面で有り難みを感じたいところです。新しく出たところでコスト面の優位性もなく、20周年なんだからもう少し気合の入った製品にして欲しかったな、という感想です。3/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:26W+26W(4Ω)
  • 全高調波歪率(THD):0.04% 以下(1kHz 1W出力時)・0.08%以下(20Hz~20kHz 1W出力時)
  • 周波数特性 :10Hz-100kHz/+1dB/-3dB
  • S/N比:100dB
スピーカー
  • 出力音圧レベル:83dB
  • 周波数特性:50Hz~100kHz
  • クロスオーバー周波数:6kHz
  • インピーダンス:4Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:130mmコーン型
  • ツィーター:30mmリング型
  • バスレフ型

EX-S55

VGPでは高評価である一方、我々の試聴では毎回いまいちなJVC製品(根本的にウッドコーンとの相性が悪い)。今年もしっかりVGPで金賞を受賞していましたが、去年から価格は1万円下落しており、売れ行きはいまいち?

ウッドコーンの最大の特徴は艶っぽい高音で、この高音を味わいたいがために、ウッドコーンを買いたいという気持ちは痛いほど理解できます。一方で、低音のスカスカ具合がどうしても気になってしまうというのも正直なところ。レビューでは高評価の低音増強機能ですが、音の印象が人工的になってしまうため、原音再生が売りの本機との相性はそこまでいいように思えません。また、ウッドコーン独特の透明感のある音に錯覚させられますが、解像度もそこまでよくはないと思います。相変わらず我々の評価ではいまいちな結果となりました。2.5/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:25W+25W (4Ω)
  • 全高調波歪率(THD):
  • 周波数特性 :
  • S/N比
スピーカー
  • 出力音圧レベル:
  • 周波数特性:
  • クロスオーバー周波数:
  • インピーダンス:4Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • フルレンジ型ウッドコーン
  • バスレフ型

 X-HM76

音質自体は飛び抜けているわけではないものの、ハイレゾ・ネットワーク対応と、現代のコンポに求められる機能をすべて兼ね備えており、去年「バーゲンセール」と称したコスパは本物。今年はほとんど価格落ちもせず、好調な売れ行きです。

この製品は本当にスピーカーが弱点で、アンプの潜在能力は高いのに、いまいちパッとしないスピーカーのせいで音が今一歩足りません。去年は量感不足とレビューしましたが、今年改めて試聴してみると、量感が足りないと言うよりはむしろ制御能力の不足が致命的なのでは?という意見になりました。2.5/5

アンプ自体は悪くない(と言うよりいい部類)ので、とりあえずこの製品を買っておいて、将来スピーカーを変える(たとえば上で紹介したLX-2)という戦略にも使えそうです。

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:50W+50W (4Ω)
  • 全高調波歪率(THD): 1 kHz、10 %、4 Ω
  • 周波数特性 :
  • S/N比
スピーカー
  • 出力音圧レベル:
  • 周波数特性:
  • クロスオーバー周波数:
  • インピーダンス:4Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:120mmコーン型
  • ツィーター:25mmドーム型
  • バスレフ型

SMC-300BT 

 真空管アンプ+和紙スピーカーという奇をてらった印象のある構成ながら、やたらと正統な音が流れてくるので、売れて欲しいなと去年書いたんですが、かなり売れ行きがよいらしく嬉しいです。もっとも購買層の多くは、SANSUIのオールドファンらしいので、若い人にも聞いてほしいコンポですね。

 去年も書きましたが、我々の画一的な評価では、量感こそあるものの、音の解像度や明瞭さ、音像定位、音場感などどうしても劣った点をつけざるを得ません。しかし、真空管でしか出せないふんわりとした音があるというのも事実。ウッドコーンスピーカーと同じく、特別枠で扱ったほうがいい部類のコンポだと思います。2.5/5

アンプ・プレーヤー
  • 実用最大出力:30W+30W
  • 全高調波歪率(THD):10%
  • 周波数特性 :
  • S/N比
スピーカー
  • 出力音圧レベル:
  • 周波数特性:
  • クロスオーバー周波数:
  • インピーダンス:6Ω
  • 推奨アンプ出力:
  • ウーハー:110mm
  • ツィーター:38mmドーム型
  • バスレフ型

 最後に

今年も無事に書き終わって一安心です(公開した後も修正・追記すると思いますけど、とりあえず)。ご協力いただいた方々、この場を借りてお礼申し上げます。また、お読みいただいた方々にも心から感謝です。

毎年試聴でご協力頂いているショップの方から、「来年はいつにしますか?」と1年前予約を迫られてしまい、打ち上げの勢いで予約してしまったので、来年もこの企画は続きそうです笑。

それでは皆様、よいお年を!